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【徹底解説】結婚式のご祝儀は関係性で決まる!相場や基本マナーを紹介

【徹底解説】結婚式のご祝儀は関係性で決まる!相場や基本マナーを紹介

結婚式に行くための準備にご祝儀がありますが、どれくらい包めば良いのか迷いますよね。

目安の金額がありますがご祝儀はその人との関係性によって金額が異なり、微妙な違いが難しいですよね。

「結婚式のご祝儀っていくらくらい包むものなの?」
「結婚式に参加予定だったけど、急遽欠席になった場合のご祝儀ってどうするの?」
「ご祝儀袋はどんなものを使う?」

など、いろいろな悩みがありますよね。

この記事では職場の関係・友人・親戚など基本的な相場と、ご祝儀を包むときのマナーをご紹介します!

これから結婚式に招待された時に、迷わずご祝儀を包めるようにぜひ参考にしてくださいね。

結婚式のご祝儀の相場とは?

結婚式のご祝儀とは、結婚する人へお祝いの気持ちと食事や引き出物にかかる費用が含まれています。

新郎新婦は招待する側であり、参加費を集めているわけではないため金額を決めることはありませんが、結婚式には多額の費用がかかります。

結婚式費用の負担を少しでも減らしたいという気持ちも込めて、1人あたりの費用+αを包むといいでしょう。

一般的にご祝儀の相場は3万円を基本とし、その人との関係性や年齢などから上下します。(「ゼクシィ結婚トレンド調査2021」調べ)

結婚式に参加するのに3万円と聞くと「高い…」と感じるかもしれませんが、1人あたりの結婚式の料理や飲み物代は約2万1000円、引き出物にかかる費用は約6500円、合計で2万5000円を超えます!(いずれも「ゼクシィ結婚トレンド調査2021」調べ)

そう考えると3万円は妥当と考えられますよね。

しかしこの金額は必ずではないので、その人の立場や関係性によって変わります。

ではその人との関係性や立場によってどれくらいを相場としているのか、細かく見てみましょう。

友人や会社の同僚の場合

友人や会社の同僚の場合の相場は、同じくらいと考えます。

この場合は約3〜4万円程度が相場となり、平均して約3万円です。

職場の上司や年齢が上の場合は、3万円〜5万円と少し多めなり、平均4.4万円となっています。

兄弟、姉妹など親族の場合

新郎新婦の兄弟や姉妹など近い存在の場合5万円〜10万円が相場となり、7.8万円が平均金額となります。

兄弟姉妹に対して「結婚おめでとう!」というお祝いの気持ちと、お相手に対しての「これから宜しくお願いします!」というご挨拶・感謝の気持ちを込めてた金額です。

お相手側も「これからパートナーの家族としての関係になり、その家族に歓迎されている」という安心感にもつながるでしょう。

これまでお世話になった恩師の場合

今までお世話になった学校の先生や部活のコーチなど、自分の人生において深い関わりのある人、指導者などの場合のご祝儀の相場は3〜5万円、平均して4.4万円です。

恩師にはこれまでの感謝の気持ちも添えて少し多めに包みましょう。

大切なのはお祝いの気持ち

いろいろなケースでのご祝儀の相場をご紹介しましたが、やっぱり一番大切なのは相手に対して「結婚おめでとう!」という気持ちですよね。

しかしご祝儀の相場を知らずに「気持ちだから…」というのも不安があります。

周りへの配慮や共通の友人とのバランスなども考え、ある程度把握しておくことも重要です。

またご祝儀はお金だけでなく、メッセージカードや結婚祝いとしてプレゼントを添えたりすることもでき、それだけでも相手へのお祝いの気持ちは十分に伝わります。

周りへの配慮も必要ですが、気持ちを一番に考え、相手が喜んでくれる伝え方をしていきたいですよね。

結婚式に欠席する場合のご祝儀の相場

結婚式は突然行うものではなく、前もって招待状をいただき出欠をとります。

そこでどうしても参加できない場合、参加予定だったのに急遽欠席となってしまった場合のご祝儀はどれくらいを包めば良いのか迷いますよね。

そんな時のご祝儀の相場をご紹介します。

参加予定で急遽欠席の場合

結婚式の招待状が届き出席の返事をしていましたが、やむを得ない事情で欠席することになってしまった場合、出席する時と同じ額のご祝儀を包みましょう。

結婚式は人数分の席や料理などを準備しますが、20〜10日前からキャンセル料が発生する式場が多く、新郎新婦に迷惑をかけてしまうこともあります。

急遽欠席になることがその前から分かっていて、前もって欠席の旨を伝えていたとしても、新郎新婦は出席してくれることを楽しみにしています。

そんなおふたりをがっかりさせてしまった、というお詫びの気持ちも込めて同等の額を包む配慮をすることも大切です。

欠席する場合には結婚式が終わってからではなく、1週間前くらいまでに直接渡すか、現金書留などの方法で郵送しましょう。

やむを得ず2〜3日前や当日の欠席となってしまった場合は、なるべく早めに手渡し、もしくは郵送すると良いでしょう。

当初から欠席を伝えていた場合

招待状にて欠席の旨を伝えている場合は、食事代や引き出物などの金額を差し引いた金額が妥当でしょう。

出席できなくてもお祝いの気持ち程度の金額を、結婚式の1週間くらい前までに郵送か直接会って渡します。

職場の関係など、親しい間柄でない場合はご祝儀を包むよりは結婚祝いとしてプレゼントやメッセージカード、電報などを送るのも良いでしょう。

招待状をくれたのに「欠席だから」と何もないのは相手にとっても失礼に当たりますので、お祝いの気持ちは何らかの形で伝えましょう。

ご祝儀を包むときに気を付けたい基本マナー

ご祝儀を包む時には、金額のマナーの他にいろいろな細かいマナーがあります。

結婚式は人と人との縁を大切にする場であり、縁起の悪いことが起こらないように、そして「知らなかった」と恥ずかしい思いをしないようにしっかりと確認しておきましょう!

金額は偶数と9を避ける

ご祝儀に包む金額は大体の相場が決まっています。

その相場は3万円・5万円・7万円など奇数が多い、ということにお気づきでしょうか?

奇数は割り切れない数字であり、「割り切れない=別れない」という意味が込められています。

偶数は割り切れる数字なので別れるというイメージを持ってしまうため、縁起が良くありません。

しかし金額的に6万円を包みたいということもあるでしょう。

そういった場合は、お札の枚数が奇数になるように調節すると良いでしょう。

6万円を包む場合は…
  • 1万円札を5枚、5千円札を2枚 の計7枚にする
  • 5万円と1万円の商品券を包む

など、偶数にならないように工夫するようにしましょう。

また「9」という数字は「苦」をイメージすることから、奇数であっても避けたほうがいい数字です。

逆に「8」は末広がりの「八」を意味するので縁起が良いとされています。

新札を用意する

結婚式のご祝儀は新札を用意します。

結婚式は新たなスタートです!

まだ誰も使用していない新しいお札を用意することは、「おふたりの新たな門出を祝う」という意味と、「おふたりの結婚式を楽しみにしながら準備をしていました、手間をかけて準備していましたよ」という意味も込められています。

細かいことではありますが、シワシワのお札が包まれているよりも綺麗なお札が包まれているほうが単純に嬉しいですよね。

新札を準備するには銀行や郵便局に行って交換する必要がありますので、早めに用意しましょう。

ご祝儀袋は金額に合ったものを使用

ご祝儀袋はいろいろなデザインや金額が異なるものがありますが、包む金額に見合ったものを使用することが重要です。

最近ではデパートやコンビニでも購入することができますが、どんなご祝儀袋に入れたらいいのか迷いますよね。

デザインを選ぶ時の注意点は、「豪華なデザインと金額が見合っているか」ということです。

300円で10枚入ったご祝儀袋に10万円が入っていたり、逆に高額なご祝儀袋に1万円ほどなど、外見と中身が見合っていませんよね。

もちろん一番大切なのは気持ちですが、外見と中身の釣り合いが取れていないと相手に対して失礼になってしまうので、注意しましょう。

また可愛いデザインやフォーマルなデザインなどたくさんありますが、贈る人にあったデザインを選ぶこと、そして蝶結びのものはほどいて結び直すことができるため結婚式では使用しないというマナーがあります。

ご祝儀袋の表書きの書き方

最後にご祝儀袋の表書きの書き方についてです。

使うペンは「黒い筆ペン」

結婚式のご祝儀袋は「おふたりの愛情や気持ちが薄れることなく、末長く幸せに暮らせますように」という願いを込めて、黒く太いペンで書くことがマナーとなっています。

筆ペンを持っていない、苦手という方は、太めのサインペンでもOKです。

またご祝儀で偶数が良くないように、表書きの名目も奇数になるように注意すること、特に「4文字」は避けましょう。

「寿」や「御結婚御祝」が一般的な名目です。

自分の名前を書く時には名目よりも少し小さめにフルネームで書きます。

2人以上の贈り主がいる場合は、五十音順で右から書きます。

職場関係の場合は職位順、夫婦の場合は右に旦那様、左に奥様の名前を記入します。

4人以上いる場合は、「代表者の名前+外一同」と記入し、別和紙に全員分の名前を記入したものを同封することがおすすめです。

ご祝儀を渡す時の注意点

ご祝儀を用意する時には、包む金額や新札を準備すること、そしてご祝儀袋の書き方などそれぞれマナーがあり、どれも完璧に準備ができたら最後は渡すのみです。

最後までキレイな状態で、そしてマナーを身に付けた大人としてステキに渡したいですよね。

直接渡す場合、欠席の場合の渡すときの注意点についてご紹介します。

直接渡す場合

直接渡す場合は、本人に会うまで、または結婚式の会場に着くまでは持ち歩くことになります。

カバンに直接ご祝儀袋を入れておくと角が折れたり、水引が崩れたりしてしまう可能性も考えられますよね。

せっかくキレイに用意したご祝儀袋を最後までキレイに保てるように「袱紗(ふくさ)」に入れて持ち運びましょう。

袱紗は結婚式だけでなく、お悔やみの際にも使用するものなので1つ持っているといいですね。

今手元に袱紗がない、急遽必要になった場合は、キレイ目なハンカチを使用するようにしましょう。

欠席などの理由で郵送する場合

結婚式を欠席する場合、ご祝儀を直接会って渡すことができない場合もありますが、そのときの方法としてご祝儀を郵送することは問題ありません。

最近では結婚式を挙げないカップルやコロナ渦で式ができないカップルも多く、直接会うことが難しい場合もありますよね。

ご祝儀を郵送するときの注意点は、郵送する時期と現金書留で送るということ。

郵送でご祝儀を送る場合も新札を用意し、筆ペンを使用する、ご祝儀袋に入れるなどのマナーは同じです。

もう1つ必要なものは「現金書留専用の封筒」です。

現金書留専用の封筒は郵便局でしか購入することができないので、あらかじめ準備しておきましょう。

封筒にはサイズがあり、大きめのサイズを準備しておくとご祝儀袋が崩れずにゆったりと使用できますよ。

また専用の封筒にご祝儀のみが入っているのも味気なさを感じるので、一緒にお祝いのメッセージを同封しておくと、相手に気持ちが伝わりやすくおすすめです。

お祝いの気持ちを大切に。ご祝儀の相場も頭に入れて円満な関係を!

結婚式のご祝儀の相場や基本的なマナーをご紹介しました。

結婚式特有のマナーもあり、色々と細かいマナーがあるんだなぁと感じる方もいると思います。

結婚式のご祝儀を包む時には、ある程度相場を把握し共通の友人や周りの配慮も考え金額を決めていきましょう。

一番大切なのは「おめでとう」という気持ちです。

そしてご祝儀はお金だけでなく、相手を思って選んだプレゼントやメッセージなどいろいろな贈り物があります。

結婚式に出席できない場合、仲の良い友人などの時には心のこもった贈り物やメッセージを添えても良いですよね。

ご祝儀を包む時のご祝儀袋の表書きの書き方や渡し方などの基本マナーも確認し、相手に失礼のないように行いましょう。

いろいろな基本マナーがありますが、マナーを守り幸せな結婚式を過ごしてくださいね。

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ブラプラ編集部

「ウェディングに関する疑問や不安を少しでも解消したい! 結婚式のことで悩むカップルを減らしたい!」そんな気持ちで情報を発信しています!