みんなの近くで、沢山笑う/ABURAYAMAの結婚式

レポート内容

いわゆる「ザ・結婚式」ぽいことはしたくない。 とにかく沢山笑う。自然体で笑い合って「一緒に過ごした実感」がある結婚式を望まれたふたり。 たっぷりの笑い声と少しの涙で、優しい気持ちに包まれた日のこと。 🌿お問合せの経緯やご希望 静岡からお問合せをくださったふたり。 自然を感じられて、遊び心がある場所で、ただただ、みんなと集いたい。 距離やコロナ禍もあり、親族や家族とゆっくり過ごせていなかったので、沢山話して「家族の一員になる」こと。 久しぶりの再会となる、学生時代の友人たちと「もう一度近くなる」こと。 それがふたりが「結婚式」に願うことでした。 いろんな場所を検討した結果、可愛いツリーハウスがあって、リラックスした空気の、 ABURAYAMA FUKUOKAでの開催を決めました。 🌿コンテンツ・装飾 ・新婦お母様が作った、フルーツバスケットみたいなブーケ&ヘッドフラワー ・ツリーハウスから飛び出す入場 ・シャボン玉マシンからたっぷりのシャボン玉 ・披露宴中に、新郎の体重は何キロ増えるでしょうゲーム ・ゲストテーブルでゆっくりおしゃべりする時間 ・焼肉屋のアルバイトで出会ったふたりのお肉入刀 ・両親と歩く時間 ・リングリレー 🍴お料理やドリンク 静岡のわさびを使ったソースなど、ふたりが暮らす土地と、福岡の食材を使ったフルコース ドリンクにも、静岡の深蒸し茶や、選べるハーブティーなど、ホットドリンクも充実 🌿当日のタイムスケジュール 9:30 お支度スタート 11:00 写真撮影 12:00 受付スタート 12:50 新郎新婦ツリーハウスから登場 お庭でワイワイタイム 13:15 フリースペースでパーティスタート 15:30 リングリレーなど挙式っぽい時間 15:45 家族への言葉 16:15 おひらき 🌿その日のこと ツリーハウスからふたりが飛び出てくるという、それはもう可愛くて楽しくて、みんな満面笑顔の入場シーンからスタート！ 満遍なくみんなとお喋りができるように、お料理一皿ごと、各テーブルにふたりも座って、みんなと食べて喋って、飲んで、ふたりもみんなもニッコニコで、ずっと賑やかな笑い声に溢れていました。 披露宴中に新郎の体重は何キロ増えるでしょうクイズや、ゲームでワイワイして、とにかくどのシーンもみんな笑ってて、ふたりが望んだ光景が、今、ここにあることがとても嬉しかった。 そして、クライマックスのシーン。 「挙式」はしたくない！と言っていた新郎様。 でも、打合せで一度、新婦様のご両親にお会いしたとき、幼い頃のエピソードや、自分たちにとって娘がどんなに可愛く、離れて暮らすことがやっぱり淋しくあるお気持ちなど、お話をして、私は、この結婚式のなかで、新婦様とご両親とのシーンを作ることが必要だと思いました。 色々話し合って、これならいいね！と作ったシーン。 全員参加での、リングリレー。 その花道のなかを、新婦様とお父様とお母様、３人が歩いていきます。 みんなの優しい祝福に囲まれながら、新郎様へのバトンタッチ。 指輪の交換をしながら、一言だけの、約束の言葉を贈り合いました。 結婚式のその日に、何をする、しない、は自由で、同じシーンでも、それぞれに意味や価値は違います。 そして、そのシーンがあることで、感じられる気持ちがあって、その時に感じた気持ちは、ずっと、心のどこかに温かく残って、これからを生きるお守りになるかもしれません。 笑い声に溢れていた、その日のおわり。最後のご挨拶は、お礼の言葉とともに、涙も。 涙する新郎様を見て、泣く人、笑う人、隣でニコニコと笑っている新婦様。 なんて温かで、愛情に満ちた光景だろうと、胸がいっぱいになりました。 結婚式のあと、「結婚式をして本当に良かったです！あまり乗り気じゃなかった過去の自分を恥じています。笑」と言ってくれた新郎様。 「結婚式っぽいことはしたくない、と言った夫のおかげで、たつたさんに出会えて、幸せな結婚式ができました。」と言ってくれた新婦様。 「ザ・結婚式ぽいことはしたくない」 どんな言葉でも、その言葉の奥にあるものを理解して、その言葉からは見えない思いを見つけて、それぞれのふたりにとってのとびきりいい「結婚式」を作っていきたいと、改めて実感させていただきました。 私にとって、ふたりのとびきりの可愛い笑顔は、思い出すたびに、ワントーン、心が明るくなるような、それこそお守りのような思い出です。 見つけてくれて、信じてくれて、とびきり楽しい道のりとゴールを、ありがとう。