【文例あり】上司や会社への結婚報告マナー&アポメール文例を解説
結婚するとき、忘れてはいけないのが上司への結婚報告。
従業員が結婚すると、会社側は年金や健康保険などの変更手続き、名前が変わるようであればネームプレートや名刺なども変更する必要があります。
- この記事はこんな人にオススメ!
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- 上司に結婚を報告したい
- 上司に結婚報告するときのマナーが知りたい
- 上司に結婚報告するときのメールの文例が知りたい
今回はこのような方に向けて、上司への結婚報告について、マナーやメールに使える文例などを詳しく紹介します。
結婚が決まり、上司に結婚報告しなければいけないという方は、ぜひ参考にしてください。
上司への結婚報告が必要な理由
結婚すると、会社側では以下のような手続きが必要になります。
- 会社側の手続き
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- 年金や健康保険の手続き
- ネームプレートや名刺の変更
- 会社の福利厚生を受けるための手続き
- 結婚式やハネムーンなどで長期休暇取得
特に、結婚して姓が変わる場合、さまざまな変更手続きが必要です。
年金や健康保険に加え、ネームプレートや名刺など、会社の備品についても変更が必要。
そのため、上司には結婚報告をする必要があるのです。
また、会社によっては、結婚に関する福利厚生があったり、結婚休暇を設けていたりする場合もあるので、上司に報告することは大切です。
福利厚生を得るためにも、上司への結婚報告は忘れずにしましょう。
会社への報告は「入籍前」がベスト!
上司への結婚を報告するタイミングは「入籍前」がベスト。
なぜなら、社員の結婚に際して会社側がやるべき手続きは「入籍後」におこなうからです。
あらかじめ「○月くらいに入籍する予定です」と伝えると、会社側も準備ができるようになります。
上司への報告をしないまま入籍し、入籍後に報告すると、迷惑をかけてしまうことや、信頼関係が崩れてしまう可能性もあるので注意が必要。
上司への結婚報告は入籍前におこなえるように、手はずを整えておきましょう。
会社によっては「結婚の報告は○ヶ月前までにすること」というように規則になっているところもあります。
入籍するときは、自分の会社の規則をきちんと確認してから報告をしましょう。
では、入籍前のどのタイミングで結婚報告をすれば良いのでしょうか。
結婚式を挙げる場合と挙げない場合、それぞれのパターンについて詳しく解説します。
結婚式を挙げる場合
結婚式を挙げる場合は、なるべく早めに報告しておきましょう。
結婚式に会社関係の方も招待するのであれば、予定を調節してもらわなければいけません。
相手の予定調節の時間も考え、遅くても式を挙げる3ヶ月前には会社に報告しておくと良いでしょう。
また、結婚式に合わせて新婚旅行に行きたい場合も、早めの結婚報告が大切。
新婚旅行を計画しているなら、長期休暇を会社に申請する必要があります。
新婚旅行に向けて長くお休みを取りたいという方は、周りに迷惑がかからないように早めに報告しておくと、会社側の対応もスムーズになります。
会社関係の方を結婚式に招待しない場合でも、長くお休みを取りたい場合は、早めに報告するようにしましょう。
結婚式を行わない場合
結婚式を挙げない場合は、入籍する1ヶ月前には報告を済ませておきましょう。
「結婚式をせずに入籍だけする」という方でも、会社側の年金や保険などの手続きは必要。
結婚することを事前に知らせておくことで、会社側もスムーズに手続きに入れます。
また報告される側は、報告と同時に「式はするのかな?」「招待されるのかな?」という疑問が生まれるのが一般的。
上司に結婚報告するときは、結婚式の有無や招待するかどうかも伝えるようにしましょう。
会社の方からお祝いをいただいた場合には、内祝いでお返しするのがマナーです。
内祝いについては、以下の記事で紹介しているので参考にしてください。
「結婚内祝い」とは?相場やマナー・人気のギフトまで徹底解説します【結婚祝いのお返し】
入籍後に報告する場合
上司への報告をしないまま入籍し、入籍後に報告すると、迷惑をかけてしまうことや、信頼関係が崩れてしまう可能性もあるので注意が必要。
ですが、結婚報告が遅れてしまい入籍後になってしまった場合は、以下のポイントに気を付けながら報告しましょう。
- 入籍後に報告するときのポイント
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- 気付いた時点でなるべく早く報告する
- 報告する順番に気を付ける
- 報告が遅れたことに謝罪する
報告する順番は、次に詳しく紹介します。
職場での報告の順番を解説!
会社では、いろいろな物事に対して報告する順番がありますよね。
結婚報告に関しても、いきなり社長へ報告するのではなく、まずは直属の上司に報告することがマナーです。
では、結婚報告の順番について詳しく見ていきましょう。
最初に報告する相手は直属の上司
最初に結婚報告するのは直属の上司。
通常勤務のときと同じく、報告ごとはまずは上司へ報告しましょう。
先に同僚など仲の良い人に報告するのはOKですが、上司の耳に入らないようにしておくのがマナー。
仲の良い人に報告したくなる気持ちもわかりますが、報告前に上司の耳に入ってしまったら気を悪くしてしまう可能性があります。
そのため、できる限り上司への報告を優先しましょう。
上司の次に報告する相手は?
上司への報告の後は、同じ部署の方に報告すべきなのか、それともさらに上の上司が先なのか迷うと思います。
このような場合は、直属の上司に報告した際に相談してみるのがおすすめ。
上司から「部署のみんなには明日の朝礼の時に報告しよう。」「部長には先に自分の方から話しておく。」などの指示をくれるはずです。
結婚する時に姓が変わるのであれば、健康保険や年金、ネームプレートや名刺の変更などの手続きが発生するため、人事総務への報告も忘れずにおこないましょう。
手続きの方法や手順は会社によって異なるので、上司に相談しながらしっかりと確認し、漏れがないようにすることが大切です。
他部署や取引先にも報告すべき?
他部署や取引先の相手には、基本的には報告しなくても良いとされています。
しかし、姓が変わるときは報告が必要な場合もあります。
姓が変わる場合は、一度上司に相談をし、他部署や取引先にも報告するかを決めると良いでしょう。
わからないときや悩んだときは、独断では決めずに上司に相談をすることが大切。
特に指示がないような場合には、他部署や取引先には最後に報告します。
再婚の場合の結婚報告は?
会社側のさまざまな手続きは、初婚・再婚にかかわらずおこなう必要があります。
そのため、再婚の場合も同様の順番で会社へ結婚報告をしましょう。
このとき、わざわざ「再婚」ということは伝えません。
再婚の場合でも「結婚します」ということのみ伝えることができたらOKです。
再婚の場合結婚式はどうする?おすすめの結婚式スタイルを紹介します
上司への報告の仕方と例文を紹介
上司へ結婚の報告をするときには、直接報告することが一番です。
しかし、ただ「結婚します」と伝えるだけでなく、他にも伝えなければならないことがあります。
ここからは、上司への報告の仕方や伝えたい内容などを見ていきましょう。
上司への報告の仕方
上司への結婚報告は、直接口頭で伝えるのがベスト。
タイミングとしては、始業前や昼休み中、仕事後など、上司に余裕がありそうな時間を見ておこないましょう。
一言で済む内容でもないので「本日、お昼休みにお時間いただいても宜しいでしょうか」などアポを取っておくと話にスムーズに入れます。
上司へ伝えたい内容
上司に結婚報告するときは、伝える内容を事前に考えておきましょう。
「結婚します」とだけ報告されても、結婚後は仕事を退職するのか、続けるのかなど、いろいろと聞きたいことも出てくると思います。
上司が困らないように、結婚後どうするのかということまで分かりやすく伝えることが大切です。
上司への結婚報告で、伝えるべき内容は以下の通りです。
- 上司へ伝えたい内容
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- 結婚をすること
- 姓が変わること
- 結婚後は変わらず働けるのか、退職するのか
- 結婚後の働き方について
- 新婚旅行などで長期休暇を取りたいこと
- 結婚式に出席してほしいこと
相手の仕事の都合でこちらが退職しなければいけない場合は、早めに報告することが大切。
働き方を変えたい場合も、なるべく早いタイミングで報告しましょう。
結婚式に上司を招待したい場合は、結婚報告の際に日時を伝え、参加のお願いをします。
スピーチや乾杯の挨拶をお願いしたい場合も、このときに一緒にお願いしておくのがおすすめです。
そのまま使える【アポ取り】メール文例
上司に報告する際には、まずは結婚報告の時間の「アポ」を取ります。
アポも直接取れたら良いのですが、難しい場合はメールでもOKです。
メールの文章例①
お忙しいところ失礼致します。
私事で大変恐縮ですが、この度○月○日に入籍する運びとなりました。
結婚式につきましては、○月○日におこなう予定です。
ご都合よろしければ○○部長にも出席していただきたいと思っております。
つきましては、今後の職務について相談させていただきたいと思っております。
○月○日○時ごろのご都合はいかがでしょうか。
ご確認いただけると幸いです。
メールの文章例②
お忙しいところ失礼致します。
私事で大変恐縮ですが、この度○月○日に入籍する運びとなりました。
今後の職務について相談させていただきたいのですが、○月○日○時ごろのご都合はいかがでしょうか。
ご確認いただけると幸いです。
そのまま使える【結婚報告】メール文例
結婚報告は直接するのがマナーですが、勤務地が離れている人や報告したい人が大勢の場合はメールで伝えた方がスムーズな場合もあります。
会社の決まりなどもあるので、メールで伝えても良いかは直属の上司に相談してみましょう。
メールで結婚報告する場合に、伝える内容は以下の4点です。
- メールで伝える内容
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- 結婚の報告
- 結婚後の仕事の予定
- 結婚式の有無
- 結婚式を挙げる場合はその詳細
メールを送る場合は、一斉送信は避けるのがマナー。
1人1人個別に送信するようにしましょう。
メールの文章例①
お忙しいところ失礼致します。
私事で大変恐縮ですが、この度○月○日に入籍する運びとなりました。
今後の職務については、これまでと同様に続けていきます。(仕事を続ける場合)
結婚式につきましては、○月○日に○○で執り行う予定です。
ご都合よろしければ○○部長にも出席していただきたいと思っております。
詳細につきましては、改めて招待状をお渡しさせていただきます。
今後も仕事と家庭を両立できるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
メールの文章例②
お忙しいところ失礼致します。
私事で大変恐縮ですが、この度○月○日に入籍する運びとなりました。
今後の職務については、これまでと同様に続けていきます。(仕事を続ける場合)
○月○日に結婚式を挙げる予定で、ご都合よろしければご出席いただきたいと考えております。
詳細につきましては、改めて招待状をお渡しさせていただきます。
また、結婚式と新婚旅行のため、○月ごろに○日間の休暇をいただきたいと思っております。
ご迷惑をおかけしますが、何卒宜しくお願いいたします。
今後も仕事と家庭を両立できるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
まとめ
今回は、上司への結婚報告について、マナーやメールに使える文例などを詳しく紹介しました。
大切なのは「失礼のないようにする」ということ。
会社ではまずは直属の上司に報告をし、そのあとのことは上司に相談しながら進めていけると良いですね。
「上司に結婚報告したい。」
「会社に結婚することを伝えたい。」
という方は、この記事を参考にしてみてくださいね。
「素敵な結婚式になりますように。」
ブラプラはそんな気持ちでおふたりを応援しています!