両家顔合わせのしおりとは?文例や注意点を紹介します
結婚が決まったら、両家顔合わせをおこないます。
両家顔合わせとは、お互いに両親を紹介し、食事会をしながら親睦を深める会のこと。
両家顔合わせをスムーズに進めるためには、しおりを作るのがおすすめです。
- この記事はこんな人にオススメ!
-
- 両家顔合わせの開催を予定している
- 両家顔合わせのしおりを作りたい
- 両家顔合わせのしおりについて詳しく知りたい
今回はこのような方に向けて、両家顔合わせのしおりについて、記載するべき内容や文例、注意点を紹介します。
両家顔合わせのしおりについて詳しく知りたいという方は、ぜひ参考にしてください。
両家顔合わせのしおりとは
そもそも両家顔合わせとは、お互いに両親を紹介し、食事会をしながら親睦を深める会のこと。
カップルは両家顔合わせの前に、お互いの両親に結婚挨拶を済ませていると思いますが、両親同士は顔合わせの場が初対面となります。
そのため、両家顔合わせをスムーズに進めるためには、しおりを作成するのがおすすめ。
顔合わせのしおりを作成するメリット
しおりに必要事項を記入し、それに沿って進行することで、両親同士が初対面であっても両家顔合わせをスムーズに進められるのです。
両家顔合わせのしおりには、食事会の概要や、おふたりと家族のプロフィールなどを記載します。
ほかにも、記念品になるという大きなメリットもあります。
しおりは形として残るので持ち帰ることができ、両親にとっても記念の品となること間違いなし。
また、持ち帰ったしおりは当日出席できなかった家族にも見せられるので、当日出席できなかった家族も、相手や相手の家族についてよく知ることができます。
両家顔合わせを開催する際は、しおりを作って、会をスムーズに和やかに進められるように工夫しましょう。
両家顔合わせのしおりに記載するべき内容と文例
両家顔合わせのしおりに記載する、基本的な内容は以下の通りです。
- しおりに記載するべき内容
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- 食事会を開催する場所や日時
- おふたりからの挨拶
- 食事会の流れ
- おふたりのプロフィール
- おふたりの連絡先
- 家族のプロフィール
- これからの予定
- 結びの挨拶
では、それぞれどんなことを記載するのか、文例とともに詳しく見ていきましょう。
食事会を開催する場所や日時
食事会を開催する場所や日時は、しおりの表紙に入れるのが一般的。
場所を記載する際は「に於いて(おいて)」や「〜の場所で」という意味がある「於」という字を、会場名の前に入れます。
表紙には、食事会を開催する場所や日時とともに、両家の名前も並列で記載しましょう。
文例
佐藤家 鈴木家
顔合わせ食事会
令和7年11月22日(土)12時より
於 ABCホテル
おふたりからの挨拶
最初のページには、おふたりからの挨拶を記載します。
おふたりから両家の家族・親への挨拶なので、集まっていただいたことに対するお礼や、今日の会に対する抱負を述べましょう。
両家顔合わせのしおりでは、忌み言葉や句読点は使わないのがマナー。
結婚式においては「別れる」「短い」「冷める」などのような「別れ(離婚)」を連想させる言葉のことを忌み言葉といいます。
また、文章を区切る「、」や「。」も「終わり」や「区切り」を連想させるため、使用しないようにしましょう。
読みにくい文章になってしまう場合は、空白や改行を上手に使って、句読点を使わなくても読みやすい文章になるよう心がけます。
文例①
本日はご多用のところ お集まりいただき誠にありがとうございます
本日の食事会は 親睦を深める機会になれば嬉しく思っております
本日はどうぞよろしくお願いいたします
文例②
本日はご多用のところ お集まりいただき誠にありがとうございます
結婚するにあたり 両家の親睦を深めたいと思い
ささやかではありますが 食事会を開催する運びとなりました
両家の親睦を深める 素敵な時間になればと思います
本日はよろしくお願いいたします
食事会の流れ
次に、両家顔合わせ当日の流れを記載します。
おおまかに流れを書いておくことで、その流れに沿ってスムーズに会を進めることが可能。
参加者全員が流れを理解することが目的なので、おおまかな流れを記載できればOKです。
文例
- 文例
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- はじまりの挨拶
- 家族紹介
- 婚約記念品のお披露目
- 記念撮影
- 乾杯
- 食事・歓談
- 結びの挨拶
おふたりのプロフィール
続いて、おふたりのプロフィールを紹介しましょう。
生年月日などの基本情報はもちろん、趣味や特技、相手の好きなところなどの項目を入れることで、会話のきっかけにもなります。
また、お互いの両親に対して、自分のことを知ってもらえるツールにもなるので、プロフィールは詳しく記載するのがおすすめです。
文例
氏名:佐藤 花子
年齢:30歳
生年月日:1995年4月20日
血液型:O型星座:牡牛座
出身地:東京都
職業:保育士
趣味:映画鑑賞・スマホゲーム
特技:どこでも寝られること
相手の好きなところ:誰にでも優しいところ
おふたりの連絡先
両家顔合わせのしおりには、おふたりの連絡先を記載するのがおすすめ。
連絡先を記載しておくと、お互いの両親が連絡を取りたいときに、しおりを見れば連絡が取れるようになります。
文例
電話番号:000-1234-5678
メールアドレス:aaaa@***.com
LINEの連絡先を載せたいときは、二次元コードを作成しましょう。
IDや電話番号で探す方法よりも、二次元コードのほうが正確で、読み取るだけで簡単に追加できるのでおすすめです。
家族のプロフィール
両家顔合わせに出席する家族のプロフィールをしおりに記載しておくことで、会話のきっかけになります。
家族のプロフィールを記載するときは、家族に間違いがないか確認を取りましょう。
また、家族が嫌がるような内容は記載しないように気を付けましょう。
文例
続柄:父
氏名:佐藤 太郎
生年月日:1965年6月30日
血液型:O型出身地:東京都
職業:会社員
趣味:ペットと遊ぶこと
好きな食べ物:ラーメン
これからの予定
これからの予定とは、入籍日や結婚式の有無のこと。
おふたりのこれからの予定が決まっている場合は、しおりに記載するようにしましょう。
結婚式を挙げることが決まっている場合は、会場の詳細を載せて、どんな式になる予定か説明します。
式場サイトのURLを二次元コードにしておくと、アクセスしやすくなるのでおすすめです。
文例
これからの予定
○月○日 婚姻届け提出
○月中旬 新居へ引っ越し
○月○日 結婚式
○月○日~○日 新婚旅行
結婚式について
場所:ABCホテル住所:東京都渋谷区○○123-4
結びの挨拶
しおりの最後に、改めておふたりからの挨拶を記載します。
結びのあいさつでは、集まっていただいたことに対するお礼に加え、今後の抱負や結婚への思いを述べましょう。
文例①
あらためまして 本日はご多用のところ お集まりいただき
誠にありがとうございました
この食事会が 両家の親睦を深めるきっかけになりましたら幸いです
今後ともあたたかく見守ってくださいますよう 末永くよろしくお願い申し上げます
文例②
本日は両家で楽しいひとときを過ごすことができ 心より感謝申し上げます
未熟なふたりですが 力を合わせ温かい家庭を築いていきます
今後ともあたたかく見守ってくださいますよう よろしくお願い申し上げます
両家顔合わせのしおりに関する注意点
両家顔合わせのしおりを作成する際の注意点は、以下の通りです。
- しおりを作成する際の注意点
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- 誤字脱字
- 情報量を増やしすぎない
- 両家に配慮した内容を心がける
- 忌み言葉・重ね言葉、句読点は避ける
では、両家顔合わせのしおりに関する注意点について、詳しく見ていきましょう。
誤字脱字
両家顔合わせは結婚にあたって正式な場であるため、もちろん誤字脱字はNG。
何度もチェックしたり、1人だけでなく複数人でチェックしたりして、誤字脱字のないように気を付けましょう。
情報量を増やしすぎない
情報量を増やしすぎないことも大切です。
しおりの本来の目的は、両家顔合わせをスムーズに進めること。
情報量が増えすぎてしまうと、しおりを読む時間が追加されてしまうので、なるべく端的に伝えたいことを記載しましょう。
両家に配慮した内容を心がける
しおりは両家の両親が読むものなので、両家に配慮した内容を心がけましょう。
言葉遣いやマナーに気を配り、特に家族のプロフィールを記載する場合は、間違いや載せたくない情報がないかを事前に確認しておきます。
忌み言葉・重ね言葉、句読点は避ける
忌み言葉とは、縁起の悪さを連想させる言葉のこと。
また、重ね言葉とは「たびたび」や「ますます」など、同じ言葉を繰り返す言葉のことを指します。
結婚というイベントにおいて「別れ(離婚)」や「繰り返す=再婚」を連想させる、忌み言葉や重ね言葉を使うのはマナー違反。
以下のような忌み言葉や重ね言葉は、挨拶などでも使わないように気を付けましょう。
- 代表的な忌み言葉
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- 別れる
- 短い
- 冷める
- 切る
- 離れる
- 落ちる
- 忘れる…漢字に「亡」が入っているため
- 忙しい…漢字に「亡」が入っているため
- 代表的な重ね言葉
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- しばしば
- またまた
- 度々
- 日々
- 重ね重ね
- 徐々に
- くれぐれも
また、文章を区切る「、」や「。」といった句読点を使うのも避けましょう。
これから幸せがはじまる結婚というイベントにおいて「終わり」や「区切り」を連想させる句読点を使うことは、マナー違反とされています。
両家顔合わせのしおりを無料で作る方法
両家顔合わせのしおりを無料で作りたい場合は、テンプレートを無料でダウンロードできるサイトを利用するのがおすすめ。
テンプレートを無料でダウンロードできるサイトはたくさんあるので、特徴やデザインを見ながら、好みのサイトでダウンロードしてみましょう。
まとめ
今回は、両家顔合わせのしおりについて、記載するべき内容や文例、注意点を紹介しました。
両家顔合わせをスムーズに進めるために、しおりは必須アイテム。
この記事を参考に、両家顔合わせのしおりを作ってみましょう。
「両家顔合わせのしおりを作りたい。」
「両家顔合わせのしおりについて詳しく知りたい。」
という方は、この記事を参考にしてくださいね。
「素敵な結婚式になりますように。」
ブラプラはそんな気持ちでおふたりを応援しています!