1. TOP
  2. コラム一覧
  3. ウェディングのお仕事
  4. 【お仕事】ブライダル業界で働くフリーランスヘアメイクを解説!

【お仕事】ブライダル業界で働くフリーランスヘアメイクを解説!

【お仕事】ブライダル業界で働くフリーランスヘアメイクを解説!

最近は固定のお店や式場、ヘアメイク事務所の社員として所属する方々ではなく、所属先を持たないフリーランスのヘアメイクアーティストさんも増えています。

仲介先のしがらみもなく、直接対応ができることからお客様との距離も必然的に縮めることができますし、業務の幅も自身次第なので、実績をあげていけばいくほど日本はもちろん世界でも活躍できる可能性もあるのです。

しかし、デメリットももちろんあります。

今回はそんなブライダル業界で活躍したい人向けに、フリーランスのヘアメイクについて解説します!

フリーランスと一般的なヘアメイクさんとの違い

案件の獲得

フリーランスとして活動していく際、多くの場合は知人からの紹介から人脈を広げることとなるでしょう。この場合はお互いある程度相手のことを把握した上での仕事となるので、依頼の意向や仕事の方向性も見えてきやすいと思います。契約が進めやすい受注の仕方と言えますね。

新規のお客様以上に難しく、しかしフリーランスという仕事を支えるための「柱」となるのが、継続案件です。

フリーランスは、基本的に個人がブランドとなります。企業に属しているときの様な、肩書もありません。ということは、自分と技術をどれだけ信用してもらえるかが鍵となってきます。

また、人の評判は基本的に口コミで広がっていきます。請け負ったお客様から次の仕事につながることも少なくありません。

そしてフリーランスとはいえ、噂を広げてくれるのはお客様だけではありません。同業者同士は横のつながりもあることがほとんどです。自身の市場価値の追及に励みましょう。

現在はフリーランス専用の募集サイトや転職サイトもあり、インターネットを活用することで、昔ほどの飛び込み営業をしなくても人脈が作れたり契約を頂くことも可能になっています。
自分に合った探し方を見つけていけると良いですね。

ブライダル業界フリーヘアメイクの収入

・フリーランスヘアメイクの年収相場…約200万円~400万円
・独立前のアシスタントの場合の年収相場…150万円程度

固定の収入ではないため、フリーランスのメイクアップアーティストの収入は実力や仕事量により大きく変動します。

一般的には平均年収は約200万円~400万円と言われます。独立前はアシスタントとして下積みをする方も多いと思いますが、その際の年収は150万円程度が相場のようです。

案件ごとの料金は、一般の人を対象にした場合、
結婚式のヘアメイクが1本1万5000円~2万円
写真スタジオでのヘアメイクは1本6000円~1万円
程度が相場のようです。

技術的な収入に加えて、テレビや雑誌でヘアメイクアーティストとして活躍する場合は出演料、書籍を出版する場合はその印税も見込めます。

仕事がなければ無収入となってしまう一方、人気のヘアメイクアーティストの年収は数千万円を超えるともいわれています。

ブライダル業界フリーヘアメイクの仕事内容

ブライダル業界のヘアメイクの仕事内容

  • 結婚式当日のヘアメイク
  • 結婚式前のリハーサルヘアメイク
  • フォトウェディングのヘアメイク
  • フォトウェディング撮影当日のアテンド
  • 新郎のメンズメイク
  • ドレスや振袖など衣装の着付け
  • カップルへのアクセサリーの選定やアドバイス
  • プランナーやフォトグラファーとの連携

ヘアメイクアップアーティストは、テレビや映画、雑誌、ファッションショー、結婚式場や美容室などで、芸能人や一般のお客様に対してヘアセットやメイクアップを行います。ヘアとメイクをセットで行う仕事がほとんどで、さらにドレスの着付けやアクセサリーの選択など総合的な仕事をする場合もあります。

ブライダル業界のヘアメイクの仕事の特徴

一般的なヘアメイクさんと大きく異なるのは、カップルと打ち合わせをしたり、衣装についても相談にのる必要があること。

  • ブラ美

    場合によってはメンズメイクもするし、着付けもするし、本当に仕事が多岐にわたります。

また結婚式やフォトウェディングの撮影当日もアテンドとして参加します。
施術を行うカップルと関わる期間も比較的長くなり、打ち合わせやリハーサルヘアメイクも含め、3ヶ月以上の付き合いになることがほとんどです。

また結婚式やフォトウェディングの場合、カップルだけでなくプランナーやフォトグラファーとの連携も必要不可欠。こまめに連絡を取り合ったり、イメージを共有するなど、しっかり人と連携がとれて信頼できるヘアメイクが重宝されます。

ブライダル業界のフリーランスヘアメイクの仕事

こんな人がブライダル業界のフリーランスヘアメイクに向いてるかも

  • カップルやプランナーなど周りの人としっかり連携がとれる人
  • 人とのコミュニケーションが好きな人
  • 連絡がこまめにできる人
  • ヘアメイク以外の事務作業なども面倒くさがらずにできる人
  • 学ぶ意欲が高い人
  • マルチタスクが得意な人

ブライダル業界のフリーランスヘアメイクの場合は、クライアントに依頼された案件にしたがって撮影現場などに出向き、ヘアメイクの仕事を行います。

クライアントは、カップルであることもあれば、プランナーやフォトグラファーであることも。さらにヘアメイクに関することはもちろんですが、事務作業も自分自身で行う必要があり、仕事内容は多岐にわたります。

  • ブラ美

    ブライダルと一言で言っても、洋装もあれば和装もあるし、結婚式のスタイルもそれぞれ… 私の周りで活躍するフリーランスのヘアメイクさんも、常に何かを学んでスキルにする姿勢がある方ばかりです。

ブライダル業界フリーヘアメイクに資格は必要?

これまで、ヘアメイクアーティストは、国家資格である美容師さんのように資格が問われることはほとんどありませんでした。

しかし近年はリスクマネジメントの観点から、「美容師免許」を持っていることを雇用条件にする企業や案件が増えています。

  • ブラ美

    特に都心部の方が資格を必要とされるケースが多い傾向にあります。


企業によっては、求人の際に一定程度の知識と技術を証明する資格の有無を問われるところもありますが、経験者となると資格を不問とする場合も多いようです。

初心者からフリーヘアメイクを目指すなら

もし初心者からフリーランスのヘアメイクを目指すのであれば、独学する方法もありますが、近年では資格取得が案件獲得への必須条件になりつつあります。

中にはヘアメイクとして申し分ない業界経験がある方でも、再度専門学校に入って「美容師資格」を取得するという方もいらっしゃいます。

  • ブラ美

    長期的に見れば「美容師免許」を取得することが、フリーランスヘアメイクとして仕事をする上で実は1番近道なのかも?

専門学校に通って資格を取得したら、美容室に就職したり、アシスタントとしてプロに付き、業界について学びましょう。

ヘアメイクに関する資格

  • 日本メイクアップ技術検定試験
  • セルフメイク検定試験
  • メイクアップアドバイザー検定試験
  • IBF国際メイクアップアーティスト認定試験
  • 美容師免許

コミュニケーションスキルも大切

メイクの技術はもちろんですが、個人で仕事を獲るフリーランスだからこそコミュニケーションスキルが必要不可欠です。新しい仕事を獲得するのも、リピーター様に継続して依頼を頂けるかどうかも、自身の営業力にかかっています。

美を施す仕事なので、ヘアメイクだけで無く、ファッションの知識やコスメに関する最新情報、スキンケアなどの幅広い知識も求められます。最新のトレンドにも敏感であることも重要ですね。

    フリーランスになるなら会計などの知識も必要

    資格とまでは言いませんが、フリーランスということは技術の提供以外に自身の事務処理もこなさなければなりません。特に契約関係や経理・税務関係の手続きは必須になるので、それらの知識を持っていくことと、必要に応じて専門家に依頼するなどの工夫をしていくことも併せて覚えておきましょう。

    フリーランスのヘアメイクとして活躍していくためにはまず実績作りが大切

    いつか独立したい!フリーランスを目指すためのキャリアの積み方として、まず挙げられるのが「ヘアメイク専門のプロダクションに入社する」こと。

    現在フリーランスとして第一線で活躍する方にも、長年の勤務経験があるといいます。入社後数年は先輩アーティストのアシスタントとして、雑務をこなしながら技術や業界のマナーなどを学んでいきます。
    晴れてアシスタントを卒業したら、実際にモデルや役者のヘアメイクを任せられるようになり、実力と知名度が上がると専属ヘアメイクとしての指名が増える、ここまできてようやく、独立への第一歩となります。

    ヘアメイクの「現場」を学ぶなら

    その他、フリーランスのヘアメイクアップアーティストに弟子入りしてアシスタントとなり、現場で知識と技術を身につけていきます。
    アシスタントとしての最初の仕事は荷物持ち、メイク道具の準備、スケジュール調整などの雑務。事務所の掃除、運転手、買い出しまですることもあるでしょう。こちらは体力的にも精神的にもタフさが求められそうですね。きついばかりではなく、現場に参戦して学べるというメリットもあります。

    仕事をしているうちに「○○さんのアシスタント」として認識してもらうこともでき、師匠に認めてもらえると、独立の第一歩となります。
    フリーランスのアシスタントに付くときには、師匠となるヘアメイクアップアーティストがどんなジャンルの仕事をしているか、しっかり把握しておきましょう。
    雑誌・CM・ドラマなどの現場が多いのか
    ブライダルが中心なのか
    特殊メイク専門なのか

    どんな現場でも学べることはありますが、自分がどんなジャンルで活躍したいのか、しっかりとしたビジョンを持っておくと選択肢を絞りやすくなりますね。

    SNSやサイトでポートフォリオを作る

    固定の活動拠点がないフリーランスは、いつ仕事の話が舞い込んで来るのか分かりません。クライアントへいつでもアピールできるよう、日々の作品を撮りためておきましょう。

    この作品を集めたものを「ポートフォリオ」と言います。
    案件に応募すると、まず初めにポートフォリオを提出するように指示されると思います。

    ポートフォリオは言わば、職務履歴書のようなものであり、名刺のようなものでもあります。

    最近ではSNSに作品をアップして、集客と合わせて一括でマネジメントされる方も多いですね。

    ブライダル業界のフリーランスヘアメイクに向いてる人はこんな人

    • カップルやプランナーなど周りの人としっかり連携がとれる人
    • 人とのコミュニケーションが好きな人
    • 連絡がこまめにできる人
    • ヘアメイク以外の事務作業なども面倒くさがらずにできる人
    • 学ぶ意欲が高い人
    • マルチタスクが得意な人

    今回はブライダル業界で働く、フリーランスのヘアメイクについて解説しました。

    これからヘアメイクを目指す方も、ブライダル業界を目指す方にも、ぜひこの記事が参考になりましたら、嬉しいです。

    ABOUT ME

    ブラプラ編集部

    ブラプラはあなただけのオリジナルウェディングができる初めてのWEBサービスです!ウェディングの不安や疑問を解消できるような情報を発信中!