【日本の里山ウェディング】石川県の田園で温もり溢れる3日間

レポート内容

▽おふたりについて／経緯 アメリカ在住のお二人。日本のどこかで小さな結婚式がしたいと、お問合せいただきました。 まずはお二人のこと、お好きな雰囲気や大切にされたいことなどをお伺いした上で、 シーズンやエリアもさまざま提案させていただきました。 建築家の新婦様は日本の茅葺き屋根に魅了され、紅葉の時期に白川郷でのフォトウェディングも検討されましたが、 ご家族や親しい友人との10名以下の小さな結婚式… 観光地や喧騒から離れた場所でゆったりと過ごしていただけるような場所を提案したいと考えました。 紅葉も素敵だけど、日本には、豊かな自然の中に黄金の田園風景が広がる場所があると提案させていただきました。 開催場所には、私が以前味噌作りのワークショップに伺った石川県の里山にある茅葺き屋根の宿泊施設を提案、 3日間に及ぶアットホームなウェディングを企画しました。 アメリカと日本の距離なので、実際にお会いできるのは挙式当日。 それまでは、オンラインでたくさんお話をしました。 ムードボードを共有し、テーマカラーをベイビーブルーに。 ゲストにはアウトドアでも動きやすい服装と、結婚式当日はベイビーブルーのドレスコードを案内しました。 初めて日本を訪れるゲストへのプレゼントは、テーマカラーのうちわと手拭いをご提案。 結婚式の記念として、何か形に残るものをお二人も持ち帰りたいとリクエストいただき お持ち込みの衣装に合わせて、石川県の陶器作家さんにハンドメイドのピアスとラペルピンをデザイン、制作してもらいました✨ ▽3日間のスケジュール ============================ 🌾Day1（ウェディング前日） ゲストが全員揃ったところで、みんなでご近所のおばあちゃんの畑へ向かい、野菜を収穫させてもらいます🌱 おばあちゃんが丹精込めて育てた元気いっぱいの野菜は、明日のウェディングで美味しくいただきます！ 地元の方との交流や、珍しい植物や生き物にとても喜んでいただきました。 収穫が済んだら、街へ移動しイタリアンレストランでリハーサルディナーを。 地元の食材をふんだんに使ったフルコースをみんなで囲みました🍽️ 🌾Day2（ウェディング当日） ホテルでの朝食の後、全員で貸切バスに乗り込み能登ツアーへ出発！🚌 神社や灯台で観光をしながらの記念撮影を経て、クライマックスは千枚田で挙式を執り行いました。 新郎様の弟が司式をつとめ、ご友人やお母様からのお手紙の後、誓いの言葉を交わしました💍 今回日本への渡航が叶わなかったゲストにも参加してもらいたいと、 オンラインでもご友人を招待し海外にも挙式の様子をお届けしました。 千枚田でのサンセットを楽しんだ後宿に戻り、 能登の豊かな自然が育てた採れたての旬の野菜と発酵食、地元の漁師が獲った新鮮な魚やジビエ料理など、 愛情溢れる手料理を囲み団欒の時間。 満天の星の下、古民家一棟貸切の宿🛖でウェディングパーティーを結びました。 🌾Day3（ウェディング翌日） 最終日は、地域のおばあちゃんの指導のもと、昔ながらの釜戸と薪火で餅米を炊いてみんなでお餅つき大会！ みんなでつくったお餅の味は格別です。 ============================ ▽当日のご様子 お二人もゲストもリラックスして笑顔溢れる和やかな雰囲気でした。 お二人がイメージされていたミニマルでシンプルだけど、温かく贅沢な時間。 時間に追われることもなく、決まった流れやルールにとらわれることもなく、心の向くままに祝福の時間を過ごすことができました。 ▽最後に 昔ながらの優しく心地よい時間が流れる場所で 地域の方々がおふたりの記念の日を共に祝い、里山の暮らしの様々な楽しみ方を教えてくれました。 結婚式に集った全員の心が自然と一つになって、幸せを感じあえる瞬間の連続。 里山の日常が特別な時間を演出し、地方の暮らしの豊かさの中では多くのものは必要ありませんでした。 非日常の空間を自然体で過ごすことができるような雰囲気作りを大切にしています。