【コロナwith】ブライダル業界の現状レポート
昨年12月に中国で確認されたコロナウイルス感染症は、多くの経済活動やその業界に影響を及ぼし、様々なイベントが延期・キャンセルになりました。
皆さんの周りでも宴会や結婚式の自粛はあったのではないでしょうか?
今回は2020年、ブライダル業界はどう変化したのか。これからブライダル業界はどう変化していくのか。
これから結婚式を挙げるために必要なことは何かを考えたレポートをご紹介したいと思います!
ブライダル業界の「今」
日本ブライダル文化振興協会が発表している2020年5月31日の時点でのコロナウイルス感染症に係る調査では、予定されていた99.1%の挙式が延期またはキャンセルとなっています。
下のグラフは、各月に予定された婚礼が実施された割合のグラフです。
また結婚式の開催による売り上げは、前年比5月で1.9%、6月で4.4%となっています。
さらに推計値では、3~8月までの売り上げ損失は、5,000億円で、約140,000組に影響がありました。
グラフからはコロナウイルスにより多くの結婚式が延期・キャンセルされていることがわかりますね。また、この集計があったのが5/31なので、それ以降は現在のコロナウイルスの感染度合いによりさらに悪化していることも考えられます。
コロナウイルスが完全に解消されなければ、この問題はなくならいでしょう。では、コロナ期間中、私たちは何に気を付けて結婚式をプランニングするべきなのでしょうか?
結婚式場におけるコロナウイルス感染のリスク評価
コロナ期間中の結婚式では、式場での感染リスクを正しく認識することが必要となってきます!
各結婚式場では、提供しているサービスの内容に応じて、新型コロナウイルス感染症の主な感染経路である「接触感染」と「飛沫感染」の2つのリスクがあります。
そこで、従業員や顧客の動線や接触等を考慮したリスク評価を行い、そのリスクに応じて対策することがコロナ期間中の結婚式では必要になってきています。
結婚式の各施設で想定されるリスクは次の通りです。
以上の場所には、コロナ感染のリスクが潜んでいると考えられます。ここ以外にも式場やプランの違いで、コロナ感染のリスクは異なってくるので、それぞれの結婚式に沿ったリスク評価を行う必要があるようです。
リスクを評価して対策する際は、新郎新婦様や式に関係する全スタッフで情報を共有するのがいいでしょう!
これからの結婚式
厚生労働省から「新しい生活様式」が発表され、身の回りで様々な基準が変化してきています。
コロナウイルスは危険ですが、ただ自粛するのではなく、今までにはない新しいあり方を見つけることで「withコロナ」でも、もしかすると今まで以上のものを創ることができると思います!
結婚式も例外ではなく、「コロナ対策ガイドに沿った結婚式」や「オンライン結婚式」など新しい結婚式のあり方が生まれ、コロナウイルスが流行している渦中でも新郎新婦様の希望が少しでも実現できるように結婚式も変化してきています。
多くの結婚式が延期・キャンセルされ、苦しい時期ですが、この「BRAPLA」でもこれからの新しい結婚式を創造するための、最新の情報と新しいサービスをお届けしていきたいと思います!
参照元:一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会
公益社団法人日本ブライダル文化振興協会