結婚式の「エスコートカード」とは?使用方法やメリット・デメリットを解説します
エスコートカードとは、ゲストに自分が座る席を案内するカードのこと。
ゲストの名前とその人が座る席が書いてあり、エスコートカードを見るだけで、ゲストは迷わず自分の座席に行けるという仕組みになっています。
日本では席次表で案内するのが一般的ですが、海外ではエスコートカードを使用するケースが多く、メリットもたくさんあります。
- この記事はこんな人にオススメ!
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- 結婚式にエスコートカードを使いたい
- エスコートカードと席次表の違いが知りたい
- エスコートカードのメリット・デメリットが知りたい
今回はこのような方に向けて、結婚式の「エスコートカード」ついて徹底解説します。
結婚式にエスコートカードを使いたいという方は、ぜひ参考にしてください。
エスコートカードとは?
エスコートカードとは、ゲストに自分が座る席を案内するカードのこと。
ゲストの名前とその人が座る席が書いてあり、エスコートカードを見るだけで、ゲストは迷わず自分の座席に行けるという仕組みになっています。
エスコートカードは、受付やウェルカムスペースで配布するのが基本。
席札と混同されがちなのですが、席札は席に事前に置いておくもののことで、エスコートカードは受付などで配布するものという違いがあります。
ゲストは、受付などで配布されたエスコートカードを見て自分のテーブルを見つけた後、席札を見て自分の座る席を最終確認します。
そのため、エスコートカードと席札は別ものであり、どちらも必要なものなのです。
海外では、エスコートカードを使用するのが一般的。
ですが、テーブルは決まっていても、座る席まで決まっていないことが多く、席札は用意しないことがほとんどです。
日本の結婚式では、エスコートカードを利用する場合でも、多くの場合は座る席まで決まっています。
そのため、エスコートカードと席札を併用し、ゲストが座る場所に悩まないようにしておくのが一般的です。
【結婚式】席次・席順配置のルールやマナーと席次表の書き方
エスコートカードと席次表の違い
エスコートカードは、ゲストの名前とその人が座る席が書いてあるカードのこと。
これに対して席次表には、ゲスト全員の名前と肩書き、全員が座る場所が書いてあるという違いがあります。
また、エスコートカードは名詞ほどのサイズのカードを使用するのに対し、席次表はA4やB4、A3くらいのサイズが一般的。
席次表には席次以外にも、ふたりのプロフィールやメニュー表などが記載されている場合もあります。
席次表はゲスト全員のフルネームと肩書きが書かれているのに対し、エスコートカードには1人のフルネームのみが書いてあるもの。
そのため、エスコートカードは個人情報が他の人に知られないということもメリットです。
両親が離婚していて名前が違う場合など、個人情報を公開したくないという方には、エスコートカードが選ばれています。
エスコートカードと席次表どちらが便利?
エスコートカードと席次表は、基本的には同じ役割を持つアイテム。
なので、どちらか1つを用意すれば良く、無理して2つとも用意する必要はありません。
しかし、エスコートカードと席次表の両方を用意しておくと、より丁寧という印象を与えることが可能。
エスコートカードでどのテーブルに座れば良いのかがわかりやすくなり、席次表で周りのゲストの情報がわかるようになります。
エスコートカードと席次表、どちらが良いのかに決まりはありません。
エスコートカードのメリット
エスコートカードのメリットとしては、以下の4点が挙げられます。
- エスコートカードのメリット
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- 手作りしやすい
- 個性を出しやすい
- 両家のゲストのバランスを気にしなくて良い
- 急なゲストの変更にも対応しやすい
手作りしやすい
エスコートカードは、ゲストの名前とその人が座る席が書いてあるシンプルなカード。
ゲスト全員の肩書きを書く席次表よりも、デザインしやすく、手作りしやすいというメリットがあります。
材料が100円ショップなどで簡単にそろえられることや、席次表のように難しいマナーや決まりもないことも特徴。
デザインの経験があまりないという方でも、手作りに挑戦しやすいアイテムのひとつです。
個性を出しやすい
エスコート“カード”という名前ではありますが、紙以外の素材を使ってもOK。
タイルや木などを使って、結婚式のコンセプトに合わせて作ってみてはいかがでしょうか。
サイズやスタイルに決まりはないので、おふたりの個性を出しやすいというのも、エスコートカードのメリットです。
席次表に比べ、カジュアルで自由度が高いエスコートカード。
おふたりらしさを演出することで、結婚式を盛り上げるアイテムになります。
両家のゲストのバランスを気にしなくて良い
席次表には、ゲストが座る場所やゲストの名前の他に、肩書きも記載します。
肩書きとは、その人の社会的な地位や職名、新郎新婦との関係性のこと。
席次表には「新郎友人」や「新婦上司」などと記載するため、見栄えを考えて両家のゲストのバランスを気にするという方も多くいます。
エスコートカードの場合は、他のゲストの肩書きはわかりません。
そのため、両家のバランスなどを気にする方にも、エスコートカードはおすすめです。
急なゲストの変更にも対応しやすい
エスコートカードは、急なゲストの変更に対応しやすいこともメリットのひとつ。
席次表の場合は、式の1〜2週間前には完成させるのが一般的です。
席次表完成後に急なゲストの変更があると、作り直しや修正が必要になってしまい、業者によっては作り直しの対応ができない場合もあります。
エスコートカードの場合は、急なゲストの変更があっても作り直す必要がなく、変更があったゲストのエスコートカードのみを作り直すだけでOK。
コロナ禍を経て、さらにエスコートカードの注目が高まっています。
【席次表】紙とWEBどっちにする?作り方やDIYの方法を紹介
エスコートカードのデメリットとその対処法
エスコートカードのデメリットは、認知度が低いこと。
日本の結婚式では、まだまだ席次表が一般的なため、特に高齢のゲストはエスコートカードという制度に戸惑ってしまう可能性があります。
エスコートカードが初めてだという人には、席がわかりにくかったり、自分のエスコートカードが見つけられなかったりするかもしれません。
そのため、エスコートカードを使用する際は、以下のようにプラスαで対処するのがおすすめです!
- ゲストが戸惑わないようにする方法
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- 席次表も用意する
- 席次ボードを飾る
- 受付で説明する時間を取る
対処法①席次表も用意する
エスコートカードだけでは不安だという方は、席次表と併用するのもひとつの手。
親族には席次表を使い、その他のゲストにはエスコートカードを使う、というように使い分けるのもおすすめです。
対処法②席次ボードを飾る
席次ボードとは、席次表を大きく引き伸ばしたボードのこと。
ゲストの目に留まりやすいウェルカムスペースに置いておくことで、ゲストはボードでも自分の席を確認できるようになります。
席次ボードなら、席次表のようにゲスト全員分印刷する必要もなく、費用の節約にもなります。
基本はエスコートカードで、わからない人は席次ボードを確認できるようにしておくと、すべてのゲストが迷わず着席できるでしょう。
対処法③受付で説明する時間を取る
エスコートカードについて、受付でしっかりと説明するのも良いでしょう。
受付でしっかりとした説明があると、エスコートカードを知らなかったゲストも、エスコートカードについて理解できます。
受付で説明してもらうためには、まずは受付担当にしっかりと理解してもらうことが大切。
受付担当には、式場スタッフからしっかりと説明してもらうように段取りを整え、説明しやすいような指示書を作っておくのがおすすめです。
エスコートカードのおすすめの飾り方
エスコートカードは受付で渡す場合と、ウェルカムスペースに飾っておいてゲストが自ら自分の名前を探してカードを取る場合があります。
ウェルカムスペースに飾る場合、その飾り方はさまざま!
ここからは、エスコートカードのおすすめの飾り方を紹介します。
つるして飾る
麻ひもなどに木製ピンチを使ってつるすのは、定番の飾り方。
エスコートカードをつるすと、おしゃれな雰囲気を演出できます。
麻ひもなどの天然素材を使うことで、ナチュラルな印象のウェルカムスペースになるでしょう。
貼って飾る
シールやマスキングテープを使って、エスコートカードを貼って飾るのもおすすめ。
お気に入りのシールやマスキングテープを使って、かわいくおしゃれに飾ってみましょう。
並べて飾る
エスコートカードが並べられるような、大きなテーブルがある場合には、並べて飾るのも良いでしょう。
カードをそのまま並べるのも良いですが、二つ折りにして立てて並べることもできます。
まとめ
今回は、結婚式の「エスコートカード」ついて徹底解説しました。
メリットがたくさんある、エスコートカード。
エスコートカードを使って、おふたりならではの個性を演出しましょう。
「エスコートカードを使いたい。」
「エスコートカードについて詳しく知りたい。」
という方は、この記事を参考にしてみてくださいね。
「素敵な結婚式になりますように。」
ブラプラはそんな気持ちでおふたりを応援しています!