1. TOP
  2. コラム一覧
  3. 引き出物宅配・引き出物
  4. 最低限押さえておきたい!結婚式引き出物のマナー7つを紹介

最低限押さえておきたい!結婚式引き出物のマナー7つを紹介

最低限押さえておきたい!結婚式引き出物のマナー7つを紹介

引き出物は、結婚式に参列してくれたゲストに、新郎新婦から感謝の気持ちをこめて贈るもののこと。

引き出物には、昔からのしきたりやマナーが数多くあります。

この記事はこんな人にオススメ!
  • 引き出物について詳しく知りたい
  • 引き出物のマナーが知りたい
  • 引き出物のNGマナーが知りたい

今回はこのような方に向けて、最低限押さえておきたい結婚式の引き出物のマナーについて詳しく解説します。

結婚式を控えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

引き出物とは

そもそも引き出物とは、結婚式に参列してくれたゲストに、新郎新婦から感謝の気持ちをこめて渡す品のこと。

結婚式参列のお礼に加えて、いただいたご祝儀に対してお返しするという意味合いも含まれています。

引き出物は、宴席の成功を喜び、そのお祝いとして庭に馬を「引き出し」て渡したことが由来。

ここから、宴会に招待した招待客へのお土産を「引き出物」と呼ぶようになりました。

現代の結婚式において、引き出物は結婚式当日にゲストが式場から家に持って帰るのが一般的。

披露宴会場に大きな紙袋に入った引き出物を置いておき、ゲストはその引き出物を持ち帰ります。

引き出物の数は、いただいたご祝儀1つに対し1つ渡すというのが基本。

夫婦で招待している場合などは、1世帯につき1つ(1つの招待状につき1つ)を目安に引き出物を用意します。

近年は、この引き出物を後日ゲストの家に宅配するスタイルにした「引き出物宅配」が人気。

新郎新婦とってもゲストにとってもたくさんのメリットがあるため、採用する人が増えています。

【押さえておきたい】引き出物の基本マナー7選

結婚式には、親戚や上司、友人など多くの人が出席します。

基本的なマナーをしっかり守り、大切なゲストに失礼のないように引き出物を用意しましょう。

ここからは、引き出物に関する基本的なマナーを7種類に分けて紹介します。

すべて大切なマナーなので、まずは知っておくことが大切です。

①贈る相手についてのマナー

引き出物はゲスト1人1人に用意するのではなく、1世帯につき1つを目安に用意します。

引き出物はご祝儀のお返しという意味もあるので、1つのご祝儀につき1つ、すなわち1世帯につき1つの引き出物が必要なのです。

2世帯以上が同居している場合は、招待状の数で考えましょう。

2世帯以上が同居している場合でも、招待状が1枚なら引き出物は1つでOK。

反対に、同居していても招待状を分けて送った場合には、その分の引き出物が必要になります。

②品数についてのマナー

引き出物は、基本的にメインギフト・引菓子・縁起物の3品からなります。

結婚式の場において、割り切れる数(2・4・6など)は別れを連想させるため使用してはいけません。

そのため、引き出物も3品用意するのがマナーです。

近年は2品にしてより豪華なものを用意するというケースも増えています。

しかし、昔からのマナーを気にする方は、引き出物が2品だと気になってしまうかもしれません。

引き出物を2品にしたいと考えている方も、目上の方や高齢のゲストには3品用意するのがおすすめです。

また、縁起物に関しては地域のしきたりが色濃く残るポイントでもあります。

地域のしきたりがわからない場合は、両親に確認しておくと安心です。

③金額についてのマナー

引き出物は、いただいた(いただくであろう)ご祝儀の10分の1が目安。

結婚式当日に引き出物を用意しておく場合は、ご祝儀の金額を予想して、それに見合った引き出物を用意します。

このご祝儀の10分の1というのは、メインギフトの金額。

これにプラスして、1,000円~1,500円の引菓子と縁起物を用意します。

引き出物が、いただいたご祝儀の額に見合っていないと感じたら、後日お礼の品を贈るのがマナー。

引き出物はご祝儀のお返しという意味もあるので、金額面でも失礼のないように気を付けましょう。

④品物の選び方についてのマナー

引き出物は、ゲストが結婚式場から大きな紙袋で持ち帰ります。

このとき、大きすぎるものやかさばるものだとゲストの負担になってしまうので、避けるのがマナー。

近年は、コンパクトに持ち運べる「カタログギフト」が人気です。

カタログギフトなら、ゲストが好きなものを選べるので、ゲストの好みがわからなくてもOK。

ゲストにとっても、新郎新婦にとっても、メリットがたくさんあります。

カタログギフト以外を採用する場合は、万人受けするものを選びましょう。

日常使いできるタオルや、長く使える食器などが、引き出物のメインギフトの定番です。

⑤贈り分けについてのマナー

引き出物は、ご祝儀の10分の1の金額で用意するため、ゲストによって中身が異なる場合があります。

3,000円相当の引き出物・5,000円相当の引き出物・10,000円相当の引き出物と、式場内に数種類の引き出物が混在するのはよくあること。

ですが、贈り分けしていることはゲストには知られない方が良いとされています。

贈り分けするときは、すべて同じ紙袋の大きさにするなど、中身が違うことがわかりにくいような配慮が必要。

一目で贈り分けしているとわかるような引き出物は、NGマナーであると覚えておきましょう。

⑥のしについてのマナー

引き出物には、のしを付けます。

のしは、表書きは「寿」水引は「結び切り10本」のものを使用しましょう。

のしに入れる名前にはさまざまなパターンがありますが、結婚という「家と家の結びつき」を表すために、新郎の姓と新婦の姓を連名で入れるパターンがよく用いられています。

「外のし」「内のし」かは、地域によって慣例が異なるようです。

  • ブラ美

    基本的にはどちらもマナー違反ではありませんが、「外のし」だと紙袋にセットする際などにのしが汚れたり、破れたりしてしまう心配があるため「内のし」がおすすめだといわれています。

⑦地域特有のマナー

引き出物は、地域特有のマナーが色濃く残るポイント。

例えば、新潟では記念品・お土産・引菓子・松の葉の4点を贈るのが慣例になっていたり、富山では鯛のかまぼこを引き出物に入れる慣例があったりします。

地域特有のマナーがある場合は、そのマナーに従いましょう。

地域特有のマナーがわからない場合には、両親に相談しながら決めると安心です。

【要注意】引き出物のNGマナー

引き出物には、注意するべきNGマナーも存在します。

引き出物を贈る際に、注意するべきNGマナーは以下の通りです。

引き出物のNGマナー
  • 縁起が悪いものを選ぶ
  • 大きすぎるものやかさばるものを選ぶ
  • 個性的なものや自己満足で選ぶ

では、引き出物のNGマナーを詳しく見ていきましょう。

縁起が悪いものを選ぶ

結婚式において、以下のようなものは縁起が悪いとされています。

縁起が悪いとされるもの
  • 割れる(割れ物)
  • 切れる(刃物)
  • 消える(消え物)

割れ物と消え物はそこまでNGとはされていませんが、切れるものは避けるのが無難。

例えば、包丁やハサミなどの刃物は、縁が切れることを連想させます。

また、ハンカチは漢字で「手巾(てぎれ)」と書くことから縁が切れることを連想させてしまうためマナー的にはNGです。

この他にも、以下のようなものが縁起が悪いものとされています。

縁起が悪いとされるもの
  • クシ…苦や死を連想させるため
  • 重箱…離婚や再婚を連想させるため
  • 猿の絵柄が入ったもの…去るを連想させるため

大きすぎるものやかさばるものを選ぶ

大きすぎるものやかさばるものを選ぶと、引き出物を持ち帰るゲストに負担をかけてしまいます。

引き出物は、ゲストのことを考えてできるだけ持ち帰りやすいものを選びましょう。

個性的なものや自己満足で選ぶ

引き出物は、ゲストに喜んでもらいたいですよね。

ゲスト全員に喜んでもらえるように、個性的なものは避けましょう。

基本的には、万人受けするものを選んでおくと安心です。

また、新郎新婦の名前や写真が入っているグッズは、ゲストからするともらって困るもののひとつ。

ゲストからは、新郎新婦の自己満足だと捉えられてしまうかもしれません。

引き出物は、ゲストに喜んでもらえるようなものを選ぶのが基本。

個性的なものや自己満足で選ばずに、ゲストのことを考えて選びましょう。

人気の「引き出物宅配」とは?

引き出物宅配とは、引き出物を後日ゲストの家に宅配するスタイルのサービスのこと。

近年、新しい引き出物の形として注目されています。

今までの結婚式では、引き出物は大きな紙袋に入って披露宴会場に置いてあり、それをゲストが持ち帰るというシステムでした。

従来は大きな紙袋を持ち帰るゲストに負担がかかっていたのですが、引き出物宅配はこのゲストへの負担を軽減できる画期的な方法。

特に、高齢のゲストや遠方から出席してくれるゲストには、引き出物宅配が喜ばれるでしょう。

引き出物宅配については、以下の記事で詳しく紹介しています。

引き出物の贈り分けもおすすめ

引き出物は、いただいた(いただけるであろう)ご祝儀の金額に合わせて贈り分けします。

この他にも、高齢のゲストには「もの」を選び、その他のゲストにはカタログギフトを選ぶという贈り分けもおすすめ。

基本的には、ゲストが好きなものを選べるカタログギフトが良いのですが、カタログギフトを使いこなせないゲストには、品物を選んだ方が親切です。

引き出物宅配の場合も、引き出物宅配のゲストと宅配せずに当日持ち帰ってもらうゲストという贈り分けも可能。

親族や高齢のゲストは、引き出物宅配というシステムに慣れておらず、当日もらうものこそ引出物だと思っている人もいるかもしれません。

不安な場合は、引き出物宅配と従来通りの引出物という贈り分けがおすすめです。

まとめ

今回は、最低限押さえておきたい結婚式の引き出物のマナーについて詳しく解説しました。

引出物は結婚式において欠かせないアイテムのひとつ。

ゲストに喜んでもらえるように、しっかりとマナーを守りましょう。

「引出物に関するマナーが知りたい。」
「引出物のNGマナーが知りたい。」
という方は、この記事を参考にしてみてくださいね。

「素敵な結婚式になりますように。」

ブラプラはそんな気持ちでおふたりを応援しています!

ABOUT ME

ブラプラ編集部

ブラプラはあなただけのオリジナルウェディングができる初めてのWEBサービスです!ウェディングの不安や疑問を解消できるような情報を発信中!